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みずほ情報総研株式会社

みずほ情報総研株式会社

みずほ情報総研株式会社では、財務会計を中心としたERPの導入やシェアードサービスの活用など、お客様のガバナンスの高度化と業務のスリム化をトータルで実現するソリューションを提供している。
今回は同社が開発する「法人向け資金管理システム」の帳票開発に利用しているActiveReports(アクティブレポート)の活用方法やVB版から.NET版へのマイグレーションについて、システム開発担当の小栗様、渋木様にお話を伺った。

開発概要
開発案件使用製品主な利用機能
法人向け資金管理システムActiveReports for .NETセクションレポート/PDF出力

システム概要

帳票数は140超。業務要件ごとに帳票があるのは日本ならでは

― はじめに御社で開発しているシステムとActiveReportsの活用方法について教えてください。

小栗様
当社は多用なソリューションを手掛けておりますが、その中の「法人向け資金管理システム」でActiveReportsを活用しています。このシステムは初期バージョンのリリースより10年以上が経過し、2015年現在ではバージョン14。
ActiveReportsは初期バージョンの際に導入し、以来すべての帳票をActiveReportsのセクションレポートで作成しています。

小栗 智之(おぐり ともゆき)様
みずほ情報総研株式会社
法人ビジネス第2部

渋木様
システム自体はWebベースですが、帳票類は印刷とPDF保存できるようにしています。各種一覧表はもちろん、登録マスタ、資金入出記録などさまざまな帳票がありその数は140以上です。当部署では海外向けシステムも開発していますが、帳票数については日本に比べてかなり少ないです。業務ごとに異なる要件定義で帳票を出力したいというのは日本特有のニーズと言えますね。

小栗様
バージョンアップ時の機能強化や新規帳票作成は約10名体制で行いますが、ActiveReportsは利用経験のある開発者が多いため、技術伝承しやすいという面でも安心です。

ActiveReports for .NETのセクションレポートデザイナ
Visual Studio上で動作する帳票デザイナ。スナップライン、ガイドライン、均等割付、パディング、デザイナの拡大/縮小、パンモードを使って、きめ細かなレイアウト作成が可能。

※ 画像イメージはActiveReports for .NETのサンプル帳票を使用

VBから.NETへ

帳票デザインをそのまま移行できスムーズに.NETへのマイグレーションが完了

― バージョン12(2012年リリース)時に、Visual Basicから.NETへマイグレーションされていますが、帳票プログラムの.NET移行はどのように行いましたか。

渋木様
VBで利用している帳票デザインをファイル保存し、VB.NET環境で再利用しました。お客様がシステムをバージョンアップする際も機能強化は歓迎されますが、帳票デザインが変更してしまうことは好まれません。帳票数が多いので、そのままデザインを継承できたのはとても助かりました。

小栗様
コード部分に関してはVB.NET上に新規フォームを作り、VBのコードを張り付けエラー部分を修正していきました。本格的に移行する前に、いくつかのサンプルを使い動作確認やエラー対応表を作成したので、大きな問題なく移行させることができました。

渋木 雅貴(しぶき まさたか)様
みずほ情報総研株式会社
法人ビジネス第2部

今後に向けて

フォントサイズの自動調整機能を活用したい

― ActiveReportsは.NET版で新機能を多く追加しています。今後取り入れていく予定の機能などありますか。

小栗様
罫線を多用している帳票が多いため、セクションをまたがって罫線が引けるコントロール(クロスセクションボックス、クロスセクションライン)はぜひ試してみたい機能です。

渋木様
今回の取材で、TextBox内のフォントサイズを自動調整するShrinkToFitプロパティを教えてもらったので、次回の新規帳票作成時には必ず利用したいと思います。会社名を表示する際など、枠を大きめにとっていても想定以上の文字数が入るとどうしてもレイアウトが崩れてしまうことがありました。この部分はだいぶ苦労していたのでサポートにお問い合わせすれば良かったですね。


― ActiveX版から.NET版へと長期にわたりActiveReportsをご利用いただきありがとうございます。製品機能でのご不明な点やご要望がありましたら、今後はぜひお気軽にテクニカルサポートにお問い合わせください。

取材協力:2015年7月

  • グレープシティ株式会社は、2023年11月1日よりメシウス株式会社に社名を変更しました

みずほ情報総研株式会社

みずほ情報総研株式会社

所在地〒108-6207
東京都千代田区神田錦町2-3
設立2004年10月1日
事業内容経営戦略・IT戦略コンサルティング/システムインテグレーション/システムのアウトソーシングサービス
URL http://www.mizuho-ir.co.jp/

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