Windows フォーム アプリケーションからの移行に最適なプラットフォームとは?Microsoft Office 365に近い外観のシステムをWPFで実現

三菱電機メカトロニクスソフトウエア株式会社

三菱電機メカトロニクスソフトウエア株式会社は、大手総合電機メーカーのグループの一員であり、ファクトリーオートメーション(FA)やエレベーター、ビル管理システム、空調・冷熱機器に関する幅広いジャンルのシステム開発とソフトウエア開発および周辺機器開発を行っている企業である。
今回は、Windows フォームで作られた営業販促支援システムから、「ComponentOne」と「SPREAD for WPF」を利用したWindows Presentation Foundation(WPF)プラットフォームのシステムへの移行について、安間さま、稲名さま、大畑さま、坂本さまにお話を伺った。

開発概要
開発案件使用製品主な利用機能
営業販促支援システム
(Windows フォームからWPFへの移行)
ComponentOneTreeView、Zip、ほか
SPREAD for WPF1レコード複数行、条件付き書式 など、ほか多数

Windows フォームで作られたアプリケーションをWPFへリプレース

―はじめに、ComponentOneとSPREADを使用して開発したシステムについて教えてください。

安間さま
このシステムは、営業販促支援システムです。日々の営業活動における業務をより効率的に、最適に行うために1990年代に開発し、お客さまからの要望に応えながら7、8年単位でシステムを刷新しています。今回の刷新は約10年ぶりとなりますね。

安間 秀明さま
三菱電機メカトロニクスソフトウエア株式会社
システム開発部
部長

―30年近く稼働しているシステムなのですね。開発当初から弊社の製品を利用していたのでしょうか。

安間さま
はい、昔はVBX版のSPREADを使用していました。それからVisual Basic 6.0版、.NET版 *とバージョンアップをしながら使用しているので、SPREADにはずっとお世話になっています。「営業販促支援システム」を開発する部門では馴染みのあるツールということもあり、今回のWPFアプリケーションへの移行でも利用させていただきました。
* Microsoft .NET Framework対応版

デスクトップアプリケーションが前提? WPFを採用した理由

―今回はWindows フォーム アプリケーションからWPFアプリケーションへの移行ということですが、WPFを採用した理由は何かあったのでしょうか。

稲名さま
理由はいくつかあるのですが、いちばんはMicrosoft Office 365のようなモダンなリボンメニューを実装したかったからですね。Windows フォームではお客さまから要望されるデザインをなかなか実現できませんでした。一方WPFは、カスタマイズ性が高く、お客様の要望に沿うUIを実現できたので、採用を決定しました。

稲名 一恵さま
三菱電機メカトロニクスソフトウエア株式会社
システム開発部 システム開発第三課
課長

大畑さま
グレープシティのWebサイトで「WPFの優位性」について解説されていたのも採用の理由のひとつです。お客さまにより快適にシステムを使用していただくために操作性に手を加えたかったので、柔軟なUIカスタマイズができるWPFは魅力的でした。

大畑 幸子さま
三菱電機メカトロニクスソフトウエア株式会社
システム開発部 システム開発第三課
グループリーダー

―Webサイトの情報がお役に立てたようで、嬉しい限りです。WPFのほかに、例えばWebシステム化といった選択肢はありませんでしたか?

稲名さま
Webシステム化は視野に入れませんでしたね。デスクトップアプリケーションを前提としていたので、Windows フォームかWPFのどちらか、という感じでした。

大畑さま
お客さまの中にはデータ入力を専門としている方がいるのですが、データを打ち込むスピードがかなり速くて、Windows フォームでも画面がフリーズすることが度々ありました。処理動作を速くしてほしいという要望がとにかく多く、入力の速さに追いつけないだろうということで、Web化はパフォーマンス面から見て選択肢に無かったです。

WPF採用で柔軟な画面レイアウトが実現! SPREADの「1レコード複数行」が開発に貢献

―今回のリプレースで弊社製品が開発に貢献できた場面はありましたか?

坂本さま
SPREADに搭載されている1レコードを複数行のデータで表示できる機能がすごく良かったですね。単純なグリッド表示と「1レコード複数行」を切り替える画面を設計する際に、セルの結合機能を駆使してレイアウトを設定していましたが、パフォーマンスに影響が出てしまいました。そこで、テクニカルサポートに相談したところ、「レイアウトテンプレート機能を使うと、自由度の高いレイアウトが実現できます」とご回答いただきました。このレイアウトテンプレート導入によりパフォーマンスの問題も解決し、容易にレイアウトの変更が可能になり、開発の工数削減にも繋げることができました。この機能を知らないままだったら、今でもパフォーマンス面で苦労していたと思います。

坂本 幸子さま
三菱電機メカトロニクスソフトウエア株式会社
システム開発部 システム開発第三課
グループリーダー

―Office 365に近いデザインを実現できることがWPF採用の理由の1つとのことでしたが、画面のデザインが本当にOffice 365に似ていますね。

大畑さま
はい、先ほど申し上げたとおりお客さまからの要望でもありますし、以前のシステムは約10年前に開発したということもあってデザインがイマイチだったので(笑)、一新しました。
営業販促支援システムには、アプリケーションがいくつか内在しているのですが、WPFへ移行する前は各アプリケーションのメニューのデザインが統一できておらず、「使いたい機能を見つけづらい」「操作しにくい」といったお声がありました。誰もが使い慣れているOffice 365のようなデザインであれば、操作性も見た目も問題ないだろうと判断し、Microsoft Excel 2013および2016スタイルのテーマに対応しているSPREADを利用してデザインを統一しました。

―使い慣れたデザインが好まれているのでしょうね。お客さまからの反応はいかがでしたか?

坂本さま
UIデザインが統一されたことで操作性が向上し、とても見やすくなったというお声をいただいています。

今後に向けて

―営業販促支援システムの今後の展望はありますか?

安間さま
現段階の営業販促支援システムは、機能の細かい制御などの影響でWindows フォームとWPFを並行している状況なので、最終的には完全にWPFに移行したいと思っています。今回も7、8年は稼働させていく予定なので、お客さまからの要望に応えながら随時機能を追加して、バージョンアップしていきたいですね。

稲名さま
今後のシステムの展開としては、ExcelやPDFを出力する機能を追加していく予定です。現在ComponentOneを利用しExcelをエクスポートしているのですが、ComponentOneではカバーできない部分がありまして…。そこで、ドキュメントの生成や更新ができるという「DioDocs」の導入を検討しています。

―DioDocs導入のご検討をありがとうございます。30日間評価ができるトライアル版をご用意していますので、ぜひお試しください。グレープシティは、三菱電機メカトロニクスソフトウエア株式会社様のシステム開発に貢献できるよう今後も努力してまいります。本日はありがとうございました。


取材協力:2019年5月

Microsoft、Windows、Office 365、Visual Basic、Excelは米国Microsoft Corporationの米国、日本およびその他の国における登録商標または商標です。

三菱電機メカトロニクスソフトウエア株式会社

所在地〒460-0004
愛知県名古屋市中区新栄町二丁目4番地坂種栄ビル13F
設立1983年4月1日
事業内容生産ラインにおける自動化装置やエレベーター、ビル管理システム、空調機や冷蔵庫など電子メカトロ機器にかかわるシステム開発とソフトウエア開発及び周辺機器開発
URLhttp://www.msw.co.jp/

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