グレープシティ、.NET 6とVisual Studio 2022対応のWPF用UIコンポーネントセット2製品を7月6日にリリース

グレープシティ株式会社（本社：仙台市泉区紫山3-1-4、代表取締役社長：馬場 直行）は、入力支援UIコンポーネント「InputManPlus for WPF（インプットマンプラス）」の新バージョン「3.0J」および、表計算コンポーネント「SPREAD for WPF（スプレッド）」の新バージョン「4.0J」の2種類のWPFアプリケーション開発用のUIコンポーネントセットを2022年7月6日（水）にリリースします。両製品とも1開発ライセンス価格は176,000円（10%税込）です。購入から1年間、テクニカルサポートとフリーアップグレードの利用が可能となる保守サービスが付属します。

今回のバージョンアップでは、両製品に共通して、.NETアプリケーションの統合開発環境「Visual Studio」の最新バージョン「Visual Studio 2022」に対応しました。また、マイクロソフトのアプリケーションフレームワーク「.NET」の最新版「.NET 6」への対応も実施しており、従来よりも高パフォーマンスなWPFアプリケーションの開発が可能となります。
グレープシティは今後も、長期サポート（Long Term Support：LTS）版の .NETプラットフォームに対応し最新環境でのシステム開発を支援します。

また、最新環境へ対応するほか、お客様の要望にお応えし製品個別の新機能も追加しています。「InputManPlus for WPF」では、テキストボックスをパスワード専用の入力フォームとして利用できるようになりました。フォームに打ち込んだ文字を記号（***や●●●など）で表示できるため、入力者の背後や隣からパスワードを盗み見られたくないときなどに有効です。

一方、「SPREAD for WPF」では、Excel互換機能を豊富に搭載するスプレッドシートコントロール「GcSpreadSheet」において、「LAMBDA」や「FIELDVALUE」、「ARRAYTOTEXT」といった11種類の関数を新たにサポートします。SPREADは日付や財務、統計、検索、文字列などさまざまな業種や職種で活用できる実用的な表計算関数に対応しているため、複雑な集計処理に柔軟に対応できます。

最新環境への対応
マイクロソフトのアプリケーションフレームワーク「.NET」の最新バージョン「 .NET 6」と .NETアプリケーションの統合開発環境「Visual Studio」の最新バージョン「Visual Studio 2022」に対応します。本バージョンより、 .NET Framework 4.8と .NET6で利用可能なモジュールを提供します。さらに、開発環境／運用環境において、最新のOS「Windows 11」と「Windows Server 2022」もサポートします。

テキストボックスによるパスワード入力
テキストボックス（GcTextBox）をパスワード入力に最適化できるようになりました。入力した文字をパスワード文字（***や●●●など）で表示することができます。また、文字を確認しながらパスワードを入力できるように、入力中のパスワードを一時的に表示することも可能です。

カレンダーコントロールの強化
カレンダー（GcDropDownCalendar）で月を変更する際に、スピンボタンをクリックする方法に加え、マウスホイールでも変更できるようになります。３か月先や6か月先など、一度のスクロール操作による月の移動量の設定にも対応しています。

リストボックスコントロールの強化
リストボックス（GcListBox）の項目を選択する方法を指定できます。単一または複数の項目をクリックやドラッグのマウス操作と、それに組み合わせて [Shift] や [Ctrl] によるキー操作などで選択するように設定することが可能です。

新しい関数の追加（GcSpreadSheet）
以下の11個の関数を追加しました。今回の追加により、GcSpreadSheetで利用可能な関数は484種となります。

• FIELDVALUE
• ARRAYTOTEXT
• VALUETOTEXT
• MAP
• REDUCE
• SCAN
• MAKEARRAY
• BYROW
• BYCOL
• ISOMITTED
• LAMBDA

カスタム.NETオブジェクトのデータ型（GcSpreadSheet）
Excelのようなカスタムデータ型を独自に定義し、表計算エンジンを使用してそれらのデータに容易にアクセスできるようになりました。セルに式を設定して参照したい情報にアクセスすることが可能です。
例えば、顧客クラスからカスタム.NETオブジェクトのデータ型を作成しセルに設定すると、シート上でその顧客の営業担当者、住所、連絡先、売り上げ状況などの関連情報をすぐに参照できます。