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〈SP2〉テキスト幅の自動縮小(長体)機能

TextBox・Labelコントロールに対して、文字列がコントロールの幅内に収まるように文字の幅を自動的に縮小する機能が追加されました。この機能を使用することで、文字の高さを変えず、文字の幅のみを圧縮した「長体」文字をレポート上に表示することが可能になりました。

長体に対応

〈SP2/ページレポート・RDLレポート〉TablixおよびTableデータ領域の自動セル結合機能

Tableデータ領域の詳細セクション上のセルやTablixデータ領域の行グループ外のセルについて、値が重複する(同じ値が連続する)セルを自動的に結合する「AutoMergeプロパティ」が追加されました。

セルを自動的に結合

〈SP2〉Microsoft Azure Web Apps に対応

「ASP.NET Webアプリケーション」および「HTML5ビューワ用JavaScriptライブラリ」の運用環境として、Microsoft Azure Web Appsを正式にサポートしました。

なお、Microsoft Azure Web Apps上でアプリケーションを動作させる場合、いくつか制限事項がございます。詳細については、ナレッジベースの「Azure Web Apps上で運用する場合の制限事項について」をご覧ください。

Microsoft Azure Web Apps に対応

〈SP2/RDLレポート〉HTML5ビューワの[連続ページ]表示モード〈Professional限定機能〉

HTML5ビューワに、従来の1ページずつ表示する[単一ページ]表示モードに加えて、すべてのページを連続(スクロール可能な形式)で表示できる[連続ページ]表示モードが追加されました。

HTML5ビューワの[連続ページ]表示モード

〈SP2/ページレポート〉Tablixデータ領域へのRepeatToFillプロパティの追加

Tableデータ領域と同様に、Tablixデータ領域にもRepeatToFillプロパティが追加されました。このプロパティを「True」に設定することで、FixedSizeプロパティで定義した領域を埋めるために十分なデータがない場合も、空白行を出力して領域を埋めます。
※ 水平方向(列方向)には、空白列は出力されません。

RepeatToFillプロパティの追加

〈SP2/ページレポート・RDLレポート〉複数値を取るパラメータの改善

複数値を取るパラメータについて、選択できる値が多くなればなるほど、それらをすべて選択した時のSQLクエリが長くなります。すべての値を選択した場合でも短いSQLクエリを作成し、パフォーマンスを向上させるために、「すべてを選択する」プロパティが導入されました。

パラメータの改善

〈SP1〉HTML5ビューワの機能強化

  • 〈ページレポート・RDLレポート〉チャート表示機能の向上
    SVG(Scalable Vector Graphics)テクノロジーの使用によって、HTML5ビューワ上のチャート表示を改善しました。描画したチャートを高解像度のデバイスでズームイン/ズームアウトした場合も、スムーズな外観のキープが可能になります。
チャート表示機能の向上

  • 〈RDLレポート〉Table/Tablixのヘッダ固定機能
    大量のデータをTableやTablix上に出力した場合、そのすべてのデータを確認するにはスクロール操作が必要になります。この時、Table/Tablixのヘッダ行/ヘッダ列を常に固定表示できるようになりました。データ部分のみをスクロールさせることが可能となり、レポートの視認性が向上しました。なお、本機能はビューワの表示形式を「ゲラモード」に設定している時のみ有効です。
ヘッダ固定機能

  • 〈ページレポート・RDLレポート〉Chartデータ領域のツールヒント
    HTML5ビューワで表示したチャートのデータ上でマウスポインタをホバーさせた時、データ情報をツールヒント(ツールチップ)として表示することができるようになりました。
ツールヒント

〈SP1/ページレポート・RDLレポート〉「レポートに移動」オプションの強化

「レポートに移動」オプションを使用することで、レポート上の特定のコントロールをクリックした時に別のレポートを表示することが可能です(ドリルスルーレポート)。初版では、常に同じレポートしか表示することができませんでしたが、「レポートに移動」オプションに『式』を設定することで条件に応じて異なるレポートを表示させることが可能になりました。

〈SP1/ページレポート・RDLレポート〉Lookup関数

特定のデータセットから指定した条件に該当するデータを検索し、特定のフィールドの値を取得する「Lookup関数」が追加されました。この関数を使用することで、たとえば、ひとつのデータ領域内に複数のデータセットを表示することが可能になりました。

〈ページレポート・RDLレポート〉パフォーマンス改善

新レイアウトエンジン、新データエンジンの採用により、省メモリ化と高速化を実現しました。また、大量ページの場合であっても、1ページ目がすぐにプレビューされるようになりました。

パフォーマンス比較
9.0J11.0J
速度(秒)42.778.30
メモリ使用量(MB)213.3107.5

〈ページレポート・RDLレポート〉Excelインポート

Excelで作成された帳票レイアウトからActiveReportsの帳票定義ファイル(*.rdlx)を自動生成する専用ツールが付属。他社で作成した帳票デザインをExcel経由で移行する、Excelで作成した帳票仕様書から帳票定義ファイルを生成するなどさまざまな用途にお使いいただけます。

Excelインポート

〈ページレポート・RDLレポート〉Tablixコントロール

階層構造を持ったデータをクロス集計表示する際に便利なMatrixコントロールの機能を引き継ぎ、より柔軟なレイアウトが実現できるTablixコントロールを新たに提供します。なお、ActiveReportsのレポートエンジンはMatrixコントロールとの互換性を維持しているため、7.0J、9.0Jで作成したレポートはそのまま動作します ※。

※ MatrixはTablixに置き換わりません。従来のMatrixがそのまま動作します。

Tablixコントロールの優位点

  • 集計セルの書式を個別に設定可能
  • 集計列/行をデータ行/列の前に設定できる
  • 行ヘッダ/列ヘッダのセル結合

Tablixコントロール

CSVデータソース

CSVファイルのエンコーディング、区切り文字、文字列の引用符などを指定するだけで、手軽にCSVファイルをデータソースとして扱えるようになりました。

CSVデータソース

〈ページレポート・RDLレポート〉JSONデータソース

帳票データソースとしてキーと値のペアで構成されたJSONフォーマットを利用できます。埋め込み、外部ファイル、外部URLのいずれかをサポートします。

JSONデータソース

PDF印刷プリセット〈Professional限定機能〉

PDFの印刷プリセットに対応しました。帳票をPDF出力する際に基本的な印刷オプション(ページの拡大/縮小、両面印刷モード、ページサイズに合わせて用紙を選択、ページ指定、部数)をPDFファイル内に含めることができます。例えば、毎回3部印刷する帳票があった場合、印刷プリセットを利用することで、手動で部数設定する必要がなくなります。

PDF印刷プリセット

レポートパーツ

レポートパーツは既存帳票の再利用性を高めるための帳票デザイナの機能です。既存帳票をパーツとしてレポートライブラリに登録しておくことで、再利用したい要素を瞬時に新規帳票へ追加することができます。例えばテーブルを再利用するケースでは、それに紐づくデータソースや内包されるコントロールも一緒に追加されるため、帳票レイアウトにかかる時間を短縮できます。

レポートパーツ

〈ページレポート・RDLレポート〉レポートデザイナにおけるマウス操作

  • 右クリックで式エディタに高速アクセス
    対象コントロール:TexBox、CheckBox、Barcode
  • マウスドラッグで行/列の複数選択
    対象コントロール:Table、Tablix
  • 複数行の高さ/複数列の幅を揃える
    対象コントロール:Table、Tablix

レポートデザイナにおけるマウス操作

〈RDLレポート〉ゲラモードの拡張

従来のWindowsフォーム用ビューワに加え、Webビューワ(HTML)、HTML5ビューワ、WPFビューワでもゲラモードが利用できます。

※ Webビューワ(PDF/RawHTML)はRenderModeプロパティからの事前指定のみ対応。帳票表示時の対話的なモード切り替えには未対応。

ゲラモードの拡張

〈ページレポート・RDLレポート〉複合グラフ

系列毎に異なるグラフ種別を設定できる複合グラフが従来のセクションレポートに加え、ページレポート、RDLレポートでも作成できるようになりました。

複合グラフ

〈ページレポート・RDLレポート〉Word(.docx)描画拡張機能〈Professional限定機能〉

従来のWord HTML(.doc)形式に加えて、新たにOffice Open XML(.docx)形式を提供します。単にフォーマットが異なるだけではなく、ページの要素がフローレイアウトで出力されるためWordアプリケーションでの加筆修正などの二次加工に向いています。また、パスワードを使用してドキュメントを保護することもできます。

マイクロQRコード

省スペースで少量データ用途に最適なマイクロQRコードの出力に対応しました。

〈ページレポート・RDLレポート〉描画拡張の機能強化

既存ファイルを上書きするかどうかを設定できるOverwriteOutputFileプロパティ(Boolean)を追加しました。従来のようにカスタムストリームプロバイダーを作成する必要がなく、ファイルの上書き設定を描画拡張機能で行うことができます。
また、PDF描画拡張機能にテキストや画像といった静的オブジェクトを再利用することでパフォーマンス向上できるOptimizeStaticプロパティ(Boolean)を追加しました。

HTML5ビューワの印刷サポート(Microsoft Edge)〈Professional限定機能〉

Microsoft Edgeブラウザからも印刷できるようになりました。
※ 印刷ボタンを押すとPDFが生成されます。そのうえでMicrosoft EdgeのPDFビューワから印刷ボタンを押す必要があります。