概要

多彩なAPIで柔軟なカスタマイズ性を提供、Java EEチャートコンポーネント

JClass ServerChartは、Java EEシステムに表現力豊かなチャート生成機能を提供するチャートコンポーネントです。多彩なチャート用APIにより数多くのグラフ種と自由度の高いカスタマイズ性を提供。円や棒、折れ線といった基本グラフから専門性に富んだ拡張グラフまでJava EEシステムでさまざまなチャートを出力できます。活用範囲は幅広くServletやJSP、JSFをサポート。データソースや出力形式も多様です。さらに、チャート設計のための専用GUIデザイナも提供しています。外観をプレビューしながら直観的にデザインできるため開発者のコーディング負担を軽減し、短期間であらゆるビジネスシーンで求められるチャートを開発できます。

JClass ServerChartでできること

グラフ要素を自由にカスタマイズしたり、拡張したりしたい

JClass ServerChartは、棒、円、折れ線といった基本グラフから株価チャートに利用されるHiLoチャートやローソク足、項目ごとのバランスが一目で分かるレーダーチャート、工程表の表示が可能なタイムラインなど数多くの種類のチャートを生成できます。また、チャートを構成する軸やデータ系列、プロット領域、グラフ領域、ヘッダやフッタ、凡例などのオブジェクトは非常に多くのプロパティを備えていますので、用途に合わせてチャートを自在にカスタマイズできます。折れ線グラフと棒グラフを重ね、気温と降水量を同時に表現するようなチャートや、横棒グラフを左右に表示した世代別人口統計グラフなど、高度なデータ表現が可能です。

サーバーに負担をかけずにチャートを配信したい

JClass ServerChartで生成したチャートイメージはネットワークストリーム上へ直接書きこむことが可能です。サーバー上に画像ファイルやキャッシュデータを残さず、Webページにチャートを描画したり、帳票にチャート画像を出力したりできるため、一時ファイルの削除といったサーバーメンテナンスにかかる作業を軽減し安定運用にも貢献します。

ユーザー操作に応じるインタラクティブなチャートを作成したい

JClass ServerChartはイメージマップ技術により、データ点や凡例などの領域に指定のURLを埋め込むことができます。イメージマップタグはデザイナで領域とURLを指定するだけで自動生成され、凡例からチャートに関連する情報ページへの誘導や、データ点からドリルダウンで詳細内容を表示するといった対話的な機能を簡単に実装できます。また、Adobe® Flash形式で出力したチャートイメージは、データ領域へのオンマウス操作でラベルがポップアップし、データの詳細情報を表示できます。

運用環境に合わせてチャートを作成したい

JClass ServerChartは、さまざまな方法でチャートを生成できます。Servletでのグラフインスタンスの生成や、HttpServletResponseへの直接出力、JSPのuseBeanアクションによるBeanオブジェクトの作成、JSP/JSFカスタムタグの生成が可能です。また、ヘッドレスモードでの動作もサポートしているため、グラフィックスに対応していないUNIX系OSのサーバーなどでもクライアントブラウザにチャートを表示できます。幅広い運用環境を気にすることなく、あらゆるJavaシステムにチャート機能を実装できます。

いろいろな形式のデータからチャートを生成したい

JClass ServerChartは多様なデータソースからチャートを生成できます。データソースクラスを使用することによりメモリ、ファイル、データベース、URL、XML、さらに任意の入力ストリームからデータを読み込むことが可能です。リアルタイムでデータの変化をとらえるダイナミックなチャートの実装や、データベースに蓄積された実績を元に今後のトレンドを表示するグラフ開発など、多彩なデータ表現を実現できます。既存データの有効活用と運用の効率化に役立ちます。

用途に合わせて出力する画像形式を選択したい

JClass ServerChartはチャートの出力画像も多彩です。生成したグラフオブジェクトをエンコードクラスでPNG、JPEG、GIF、SVGの画像形式に変換し、クライアントブラウザに配信できます。また、画像形式のほかにもユーザーのマウス操作に応じてラベルをポップアップする対話性の高いAdobe Flash形式にも対応しています。エクスポート機能としてシステム利用者に多様なチャート画像を提供できます。

新機能

基本グラフ種の追加

新チャート種「タイムライン」により、スケジュール表やガントチャートのような時間経過による状況の変化を表すチャートを作成できます。従来の積層型横棒グラフを拡張する方法に比べて、データの設定方法やトラックのスタイルやステータス表示などが少ないコードで実現できます。

軸の時間ラベル設定の強化

軸ラベルを時間ラベルに設定したときの非表示機能が週末に加え、任意の期間で指定できるようになりました。

軸ラベルの表示設定の追加

軸ラベル内での長いテキストは、切り捨て表示または省略記号(…)を用いて表示できるようになりました。

自動ラベルタイプの追加

チャートエリア内に自動表示されるラベルがデータ値とデータラベルから選択できるようになりました。

透過での塗りつぶし

チャートの塗りつぶしの色に透過の設定が追加されました。棒グラフなどの3D表示の際に隠れた部分が見やすくなります。

仕様

グラフ設計デザイナによる設計
グラフ定義ファイルXML形式
サーバーサイドでの機能Servletでのグラフインスタンスの生成、HttpServletResponseへの直接出力、JSPのjsp:useBeanアクションに対応、JSPカスタムタグ/JSFによるグラフ生成、ヘッドレスモードでの動作、イメージマップタグの自動生成
基本グラフ種棒グラフ、積層型棒グラフ、横棒グラフ、積層型横棒グラフ、エリアグラフ、積層型エリアグラフ、円グラフ、3D円グラフ、レーダーチャート、エリアレーダーチャート、散布図、折れ線グラフ、ローソク足、HiLoチャート、HiLoOpenCloseチャート、ポーラチャート、タイムライン(ガントチャート)
拡張グラフ種バブルチャート、エラーバー、階段グラフ、時系列グラフ、ピクチャグラフ、箱ひげなど
データ編集最大データ点数:約21億(理論値、システムリソースに依存)、最大系列数:約21億(理論値、システムリソースに依存)、欠損値の非表示
起点座標の指定、範囲指定、方向性の切り替え、タイトルの表示、表示位置の切り替え、XまたはY軸の複数表示、百分率表示
軸目盛数値形式、対数形式、日付形式、ラベル形式、目盛間隔の指定、補助目盛の表示と間隔指定、グリッド線表示、週末および指定期間の非表示
グラフ描画複数グラフ表示、3D表示、時系列表示、グラフイメージの出力、描画の一括更新、マーカーライン/しきい値の表示、自動データラベル、透過表示
データソースJDBC接続、XML形式、テキスト形式
出力形式PNG、JPEG、GIF、SWF(Adobe Flash)、SVG
データ点のスタイル設定シンボル形状(ドット、三角など10種類)、塗りつぶし形式(斜め格子、クロス格子、グラデーションなど13種類)、線種(実線、長い鎖線など10種類)
各種ラベルのスタイル設定HTML形式でのテキスト設定、表示位置、枠付け(浮き出し、くぼみなど7種類)、背景色、テキスト色

必要システム

コンポーネントの種類

Java EEアプリケーション用コンポーネント

動作環境(サーバー)

OS

Windows 7/8/8.1/10 ※1/Server 2008/Server 2008 R2(x86/x64)/Server 2012/Server 2012 R2/Server 2016 ※1(x64)
Solaris 9/10/11(UltraSPARC)
AIX 6.1/7.1/7.2(POWER)
Red Hat Enterprise Linux 5.x/6.x/7.x(x86/x64)

Java環境

32bit VM

JDK 6.0/7.0/8.0

64bit VM

JDK 6.0/7.0/8.0

アプリケーションサーバー

Apache Tomcat 6.x/7.x
IBM WebSphere Application Server 7.0/8.0/8.5/9.0
Oracle WebLogic Server 11g/12c
日立 uCosminexus Application Server V8/V8.5/V9
富士通 Interstage Application Server V10/V11

動作環境(デザイナ)

OS

Windows 7/8/8.1/10(x86/x64)

※1 EdgeでのJavaアプレットの動作はサポート対象外となります。また、アンインストールはUninstall.exeを直接実行ください。

ライセンス体系

利用範囲ライセンス種別ライセンスの数え方ライセンス
価格
開発テスト開発ライセンス本製品の機能を組み込んだアプリケーションを開発できます。コンピュータ1台に対して1ライセンス必要です。価格表
テスト運用運用ライセンス本製品の機能を組み込んで開発したサーバーサイドアプリケーションを運用できます。サーバー1台に対し、プロセッサーのコア数に応じたライセンスが1つ必要です。

よくある質問

Q1. UNIXなどのOSで、GUI(デスクトップ)環境がない状態でも使用できますか。

はい、できます。Javaのヘッドレスモードなどを利用すれば、GUIのない環境においても使用できます。

Q2. どのような種類のグラフを出力できますか。

棒グラフ、積層型棒グラフ、エリアグラフ、積層型エリアグラフ、円グラフ、レーダーチャート、エリアレーダーチャート、散布図、折れ線グラフ、ローソク足、HiLoチャート、HiLoOpenCloseチャート、ポーラチャート、タイムライン(ガントチャート)のさまざまなグラフ種に対応しています。
vさらに、これらの基本グラフ種をカスタマイズすることにより、バブルチャート、階段グラフなどのグラフ種を作成できます。チャートのサンプル画像を公開していますので、参考にしてください。

Q3. グラフをどのようなファイル形式で出力できますか。

PNG、JPEG、GIF、SWF、SVGの形式で、ディスク上に保存したり、ストリームに書き出したりできます。

Q4. 使用できるフォントを教えてください。

一般的なJavaアプリケーションと同様に、オペレーティングシステムに登録されたフォントを使用することができます。

更新履歴

2016.12.14 動作環境(OS/アプリケーションサーバー)を追加

OSとしてWindows Server 2016とAIX 7.2、アプリケーションサーバーとしてIBM WebSphere Application Server 9.0に対応しました。