概要

高精細ディスプレイでは文字が小さい問題を解決するコンポーネント

液晶技術が飛躍的に進み、PCのディスプレイが高精細になり画面が小型化しています。小さめの画面でも多くの情報を表示できたり、クリアで鮮明な画像や動画を楽しめたりする一方で、文字は相対的に小さくなりディスプレイ上の文章は読みづらくなっています。特に業務システムでは長時間ディスプレイを見続けるために起こる眼精疲労も増加傾向にあり、高精細ディスプレイを導入する企業はこうした課題も解決していく必要があります。
MultiTouch for Windows Formsは最小限の工数でこの課題を解決できる画面拡大ソリューションです。既存のアプリケーションにコンポーネントを1つ追加してビルドするだけで、レイアウトを崩すことなくエンドユーザーが自由に画面を拡大/縮小できます。マウスでもタッチでも利用できるため幅広い環境で拡大ニーズに応えます。さらに、タッチ操作時に指先だけを拡大して文字列を選択しやすくする拡大鏡やタッチ操作専用のイベントなどタッチに最適化した機能が豊富。Windows 8タブレットをフルに活用するアプリケーション開発も可能です。

MultiTouchでできること

既存のアプリケーションを拡大したい

MultiTouchを既存のアプリケーションに追加してビルドすると、実行時にアプリケーションのウィンドウサイズに追従して画面全体を拡大したり縮小したりできます。液晶パネル1インチあたりのピクセル数が300を超えるような高精細ディスプレイでも、ユーザー自身が見やすいと思うサイズにアプリケーションを拡大/縮小できます。開発者はこれまでのアプリケーションのレイアウトは一切変更しないですむので最少工数で画面拡大機能を実装できます。

既存のアプリケーションをタッチ操作でも拡大したい

タッチパネル搭載のPCが登場する以前に開発された既存のアプリケーションは、マウスやキーボードを使用して操作することを前提とした画面レイアウトのため、タッチ操作を行うには画面のUIが小さく操作が難しい場合があります。MultiTouchでは、既存のアプリケーションの画面で快適なタッチ操作を行うためのソリューションとして、ズーム機能を提供しています。ズーム機能は、実行時にピンチ操作で画面内部のコントロールを拡大できるので、既存アプリケーションの小さなUIも、タッチで快適に操作できるサイズに変更できます。また、既存のアプリケーションの画面レイアウトを一切変更することがないので、アプリケーションの操作は従来のマウスやキーボード操作とタッチ操作を併用することができます。

※ 特許番号:第5705383号

「導入事例:(株)イーブックイニシアティブジャパン様」を見る

コストを掛けずにタッチ対応したい

フォームにコンポーネントを配置して、プロジェクトをビルドするだけで、ズーム機能を使用できるようになるため、ノンコーディングでタッチ対応を実現できます。
ズーム機能はフォームごと、またはプロジェクト全体に対して適用できます。プロジェクト全体に適用する場合、スタートアップ フォームにコンポーネントを配置すれば、すべてのフォームでズーム機能を使用できます。また、一部のフォームではズーム機能を無効にすることも可能です。さらに、ズーム機能を持つパネルコントロールも提供するので、一部のコントロールだけを拡大するなど目的にあわせてズーム機能を使い分けることができます。

旧環境でもアプリケーションをそのまま使用したい

MultiTouchの機能を追加しても、タッチ非対応の環境では従来のアプリケーションの動作に影響はありませんので、Windows 7以前のOSでは従来通りにマウスやキーボード操作でアプリケーションを使用できます。
また、マウスホイールでのズームやスクロール操作などをエンドユーザーの目に触れる形で提供するコントロールバー、どの部分をズームしているのか一目でわかるパンウィンドウなど、MultiTouchが提供する機能でタッチ操作を伴わずに使用できる機能は、タッチ非対応の環境でも利用することができます。

タッチ操作に適したWindowsフォームアプリケーションを作成したい

MultiTouchは、Windowsフォームでタッチ操作に対応するための機能を提供します。ピンチ操作でのズーム機能に加えて、拡大表示している部分がフォーム上のどこであるかを示すパンウィンドウや、フォーム画面をフルスクリーンで表示する機能を提供します。また、タッチ操作のイベント処理や、拡大鏡で選択文字列を拡大表示することができます。

サードパーティコントロールを併用したい

MultiTouchは、.NET Frameworkの標準コントロールのほかにグレープシティ製品を使用して動作確認を行っています。

動作確認を実施したグレープシティ製品はこちら

MultiTouchでは、これらのコントロールのズーム動作を最適化するための処理を「ズームポリシー」として提供します。ズームポリシーは多くのコントロールに対応するコードが含まれており、コントロールごとのズーム処理をクラスとして実装できます。また、開発者は、このポリシーファイルを自由に変更することができるので、他のコントロールに対応するズームポリシーを新しく作成することもできます。

仕様

コントロール一覧

コントロール名機能概要
GcZoom
ズームコンポーネント
フォームをタッチ操作でズーム可能にするコンポーネント
GcZoomPanel
ズームパネルコントロール
子コントロールをタッチ操作でズーム可能にするコンテナ
GcApplicationZoom
アプリケーションズームコンポーネント
アプリケーションに含まれるすべてのフォームをズーム可能にするコンポーネント
GcZoomCommandProvider
ズームコマンドプロバイダーコンポーネント
ユーザーコントロールでコントロールバーのコマンドを実装するためのコンポーネント
GcMagnifier
拡大鏡コンポーネント
タッチ操作したとき指先に拡大鏡をポップアップするコンポーネント
GcMultiScaleImage
マルチスケールイメージコントロール
複数解像度のイメージを保持できるPictureBoxコントロール
GcTouchEventProvider
タッチイベントプロバイダーコンポーネント
タッチ操作を検出するイベントを提供するコンポーネント

必要システム

コンポーネントの種類

Windowsフォーム用コンポーネント

開発環境

開発ツール

Visual Studio 2008 SP1/2010/2012/2013/2015 日本語版

開発言語

Visual Basic、C#

OS

 32ビット(x86)64ビット(x64)
Windows XP 日本語版
Windows Vista 日本語版
Windows 7 日本語版
Windows 8 日本語版
Windows 8.1 日本語版
Windows 10 日本語版
Windows Server 2003 日本語版
Windows Server 2008 日本語版
Windows Server 2008 R2 日本語版-
Windows Server 2012 日本語版-
Windows Server 2012 R2 日本語版-
Windows Server 2016 日本語版-

運用環境

フレームワーク

.NET Framework 3.5 SP1/3.5 Client Profile/4/4 Client Profile/4.5/4.5.1/4.5.2/4.6/4.6.1/4.6.2

OS

 32ビット(x86)64ビット(x64)
Windows XP 日本語版
Windows Vista 日本語版
Windows 7 日本語版
Windows 8 日本語版
Windows 8.1 日本語版
Windows 10 日本語版
Windows Server 2003 日本語版
Windows Server 2008 日本語版
Windows Server 2008 R2 日本語版-
Windows Server 2012 日本語版-
Windows Server 2012 R2 日本語版-
Windows Server 2016 日本語版-

※ タッチ操作を伴う機能(ピンチ操作によるズームなど)は、Windows 8以降のOSのみに対応しています。それ以外のOSでは、タッチ操作を伴わない機能(マウスホイールやコード処理によるズームなど)が利用可能です。

※ タッチ操作を伴う機能を利用する場合は、タブレット、またはマルチタッチに対応しているモニターが必要です。

ライセンス体系

利用
範囲
ライセンス種別ライセンスの数え方ライセンス
価格
開発開発ライセンス本製品の機能を組み込んだアプリケーションを開発できます。コンピュータ1台に対して1ライセンス必要です。価格表
配布ランタイムライセンス本製品の機能を組み込んで開発したクライアントサイドアプリケーションを配布できます。コンピュータ1台に対して1ライセンス必要です。

よくある質問

Q1. ズーム機能を使用する場合、コードの修正は必要ですか?

コードの修正は必要ありません。ズームコンポーネントをフォームに配置するだけで、フォーム内のコントロールをタッチ操作でズームできます。

Q2. 拡大鏡やコントロールバーもズームコンポーネントをフォームに配置するだけで使用できますか?

いいえ。ズーム機能以外の機能を使用するには、何らかの設定が必要になります。
拡大鏡を使用するには、拡大鏡を表示するコントロールで機能を有効にするために、プロパティを設定する必要があります。また、コントロールバーを使用するには、ユーザーコントロール上のコントロールにタッチ操作のコマンドを付与する必要があります。

Q3. Windows 7のマルチタッチ環境でも使用できますか?

MultiTouchのタッチ操作を伴う機能は、Windows 7以前のOSでは動作しません。MultiTouchのタッチ操作は、Windows 8以降の環境でご使用ください。
これは、MultiTouchがWindows 8から提供される新しい機能に依存するためです。

Q4. 同じアプリケーションをWindows 8のタッチ環境とWindows XP環境で使用することはできますか?

できます。MultiTouchの機能を追加しても、Windows 7以前のOS上での動作に影響はありません。そのため、同じアプリケーションをWindows XP環境で従来通りにマウスやキーボード操作で使用し、Windows 8環境でタッチ操作を使用することが可能です。
ただし、タッチ操作を伴う機能は、Windows 7以前のOSでは動作しません。

更新履歴

2016.11.11 Windows Server 2016および.NET Framework 4.6.2 に対応

Service Pack 4 (v1.0.2016.0325)をお使いの場合は、そのままWindows Server 2016および.NET Framework 4.6.2でご利用いただけます。サービスパックのインストールなどのアップデートは必要ありません。